2017-07

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薄紅の記憶

■折りたたみをクリックする前に。


*「07-GHOST」の版権小説とやらに分類されるものです。
*所詮私の書くものなので期待はしないで頂けると感謝感激雨あられ(何)
*ミカゲ聖誕祭、ミカゲ→←テイト風
*シリアス一直線というか、微妙に意味不明…。
*誕生日話のわりに明るくない感じ(ダメじゃん…!!)
*同人とかその手のことが分からない方は回れ右してお逃げくださいませ。
*注意書きを無視されて読んだ場合の苦情・暴言・嫌がらせは笑顔でスルーさせていただきますのでご了承くださいませv



ではそれ以外の「見てやろうじゃない!どんとこい!」という素敵な「07-GHOST」仲間の方、れーっつ・ら・クリック☆


Will this one flake be you, too…――


*Memory of light pink*



『…オレ、桜って好きだな』
『え、何で?』
『だってさ、            ?』



あの時の言葉を、聞くことはかなわない。
…もう、2度と。







ざぁぁ、と前から吹く風も気にせず、テイトはそこに佇んでいた。


大きいとはいえないが貫禄のある、桜の木の前。



「…久しぶり、だな…」



ミカゲ…―



紡いだ名は、淡い桃色に消える。

そっと、桜の木に近付いて触れ…その根元に膝をつけその手を地に付ける。


「そこは、あたたかいところ?」


ゆっくりと、一文字ずつ丁寧に言葉にして。
瞼を下ろし、彼の人へと想いを馳せる。


「幸せなら、いいんだ」


閉じていた瞳を、ゆっくりと開けてふわりと笑う。



『お前、そうやって笑えば可愛いじゃん!』



彼がそう言って喜んでくれた微笑を、今、自分は浮かべて…いるだろうか。



―…この、特別な日に、相応しい微笑みを。



「…今日、3月3日なんだ」


「お前の誕生日だよ、」




「おめでとう、ミカゲ」




はらり、はらり。



返ってなどこない「ありがとう」の言葉の代わりのように、テイトの周りを舞う薄紅は優しく。



「…桜、好きだって言ってたよな、」




『オレ、桜って好きだな』
『え、何で?』
『だってさ、……って……てるのに…くん…ぜ?』



記憶は、途切れたまま淡い色に包まれる。


「綺麗だね」


立ち上がり見上げれば、視界いっぱいに広がる桃色。


「お前が好きだって言ったものは、みんな、みんな綺麗で」


はら…


「綺麗で……儚いものばかりだね」


はらり…。



ざぁああああ…っ。



『オレ、桜って好きだな』
『え、何で?』



…っぁあ……。




『だってさ、散るって知ってるのに咲くんだぜ?』


『花はみんなそうかもしれないけどさ、』


『桜は特に綺麗だし艶やかだし、その潔さが好きだな、オレ』




「…うん」




『オレも、そんな風にカッコよく生きて散れたらいいなぁ…!』




「うん、ミカゲ」




『それでお前にさ』




「うん、ミカゲ…お前は」




『自慢の親友<ダチ>だって言ってもらえるようになれたら最高!!』




「オレの自慢の、最高の親友<ダチ>だよ…!!」




ひらり…。



その言葉に反応したかのように、優しく頬に触れるように舞う花びら。


「…おめでとう、ミカゲ」


ひらり、ひらり。


「おめでとう」


ひら、ひら、ひらり。


「生まれてきてくれてありがとう」


「オレと出逢ってくれてありがとう」


「オレを守ってくれてありがとう」


ひら。


「オレを…オレを、大好きだって言ってくれてありがとう」


ひらり。


「オレも、大好きだよ…ミカゲ」



ひら…ひら、ひらひら……っ。



テイトを、守るように―

抱きしめるように舞う桜の花びら。


愛しいと。

大好きだよ、と。


花びら一枚一枚が、愛おしむようにテイトを彩り散り落ちる。



『テイトは、桜、嫌いか?』
『え?』



蘇る奇跡のような思い出は、隣に春のような温もりがあった日のこと。



『嫌い、じゃないよ…ただ』
『ただ?』



交わした言葉。



『あんまりにも綺麗だから、ちょっと、切ないな、って』



浮かべた微笑みに返された、優しい手のひらのぬくもり。



『でも、ミカゲと一緒に見てると強くて綺麗だな、って思う。ミカゲ、みたいだな』
『そっか、』



薄紅色の雪の中、あの日と同じ…優しい穏やかな声が聞こえた気がした。




『あ り が と う』




テイトの頬を静かに伝う、涙をぬぐうように、ふわり。


ひとひら、桜が舞い落ちた。




例えた花のように、散った人。



このひとひらも、貴方の想いの欠片なら



どうかもう少しだけ…――




その薄紅で、2人だけの世界を。





…出直してきます……!!

こう…思い浮かんだ情景(という名の妄想)をそのまま書くとこんな、感じになって…しまってね?(ね?じゃないよ!)
…もう本当すいません…!口直しに他サイト様の素敵ミカゲ誕生日話に潤されてくださいませ…!!

ミカゲ、お誕生日おめでとう!!祝う気持ちはたくさんあるのに何か…こんな…ごめんねミカゲ!大好きだ!!


ちなみに、どうでもいいことですがこの小説の仮タイトルは「薄紅輪廻」でした。どうして輪廻……!
英文は「このひとひらも、あなたでしょうか」というなんかとてもイタイ一文を英訳したものです。

お目汚し、失礼致しました!
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COMMENT

はじめまして。
ミカテイ小説を求め辿り着いた先がこちらでした。
とても良い話につい涙が・・・・・っ!!
素敵な小説をありがとうございました。
ミカテイは永遠だと信じてます!!!

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響ユラ

  • Author:響ユラ
  • ※とんでもなく腐女子
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    ※事なかれ主義の後ろ向き体質



    …取り扱いは割りと簡単です(どこがだ)


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